ソースコードを読んで、さらにそれを活かすには

高木信尚氏の著書「プログラマーのためのソースコードを読む技術」が発売されます。高木氏は株式会社きじねこの方で、このサイトは見たことがあるぞ、という方もいるのではないかと思います。このサイトの技術情報はとても充実していて、その中でもC/C++に関する記事は秀逸で、少しでもC/C++をかじったことのある方ならば時間を忘れて楽しめるはずです。

ところで、たくさんのソースコードを読むことは、とても良いことだと思います。外国語を勉強するときもそうだと思うのですが、読むのは苦手だけど書くことはすごくできる、なんてありえませんよね。私の周りでもプログラミングのできる人たちは、自分の周りにあるソースコードをうまく活用しているな、と思うことがよくあります。オープンソースのソフトウェアは身の回りにたくさんあるわけですから、それを活用しない手はないでしょう。

この本の目次は次のようになっています。

  • 第1章 プログラムを読もう
  • 第2章 読むために書く,書くために読む
  • 第3章 プログラムを読むために血肉化すべき素養
  • 第4章 ソースコードの“地図”の描き方
  • 第5章 実際にソースコードを読んでみよう

技術力のある著者がそのノウハウを公開しているわけですから、チェックしてみる必要がありそうです。

もう一冊、「エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド」も気になる内容です。最近はリレーショナルではないデータベースが流行っていてNoSQLなんていう言葉まで出てきていますが、単純にリレーショナルデータベースを置き換えられるものでもありませんし、長所も短所もあるわけですから、適材適所で使っていくことになるでしょう。とりあえず動かすだけなら簡単にできるMySQLも、あれこれさせたいと思うとなかなか難しいところがあります。本格的に使いたいなら、このような本でまとめて知識を取り入れるのが賢い方法だと思います。